【本拠地】広島県広島市安佐南区沼田町
【特記】「阿刀神楽」広島県民俗無形文化財(昭和40年)
    「阿刀神楽」記録作成の措置を講ずべき無形の民俗文化財(文化庁 昭和55年)

【紹介】
 古くから阿刀明神社の祭礼に奉納されてきた神楽で、出雲流神楽の流れをくむといわれています。
 十二の演目によって構成される「十二神祗(じゅうにじんぎ)系」で、「鼓の口開け」に始まり、「湯立舞」「所務分け」「将軍」などの舞が、大太鼓(宮太鼓)、笛、鉦(銅拍子)によるいろんな調子の囃子に合わせて舞われます。なかでも特徴的とされるのは「所務分け「将軍」です。「所務分け」は遺産分配の争いを描いた舞で五郎王子神楽、五行神楽などとも呼ばれ、舞の手に柔術の型らしきものが見られます。また「将軍」は、「死に入り」とも言われる納めの舞で、烏帽子、直垂、袴姿の将軍が、激しく舞った末に失神状態になり、太夫の祈祷によってよみがえるという筋のものです。この時、他の神楽では消滅している「託宣(神のお告げ)」が行なわれ、古い形式をよくとどめています。
(引用:https://www.mogurin.or.jp/maibun/bunkazai/atokagura.htm)
【YouTube動画】
 https://www.youtube.com/watch?v=GgGN8fQ7R7o(八つ花の舞 2022.3.27)
 https://www.youtube.com/watch?v=lgOrtZucVUk(世鬼の舞 2023.4.22)